こんにちは。
Chromebook×財テクコラボを模索中のこあべです。
今回は、
「Chromebookでできる!おてがる確定申告!!」
をお送りします。
なんと美しい Chromebookと財テクのハーモニーでしょう...
電子申告は国を挙げての一大事業として今後も拡大していくに違いない領域。
今回の内容が誰かの「e-Taxしてみよう!」というきっかけになれば嬉しい限りです。
さて、私の確定申告の系譜。
2019年分申告時には税務署に押しかけて「そもそも確定申告て何やねん」を経験し...
2年目の2020年分をWeb上で申告するぞ!と意気込んでいました。
初めてのe-Taxで悪戦苦闘すること数週間...
初めてのe-Taxを完了しました!
2020年分申告の準備、感想や、2021年申告に向けた改善点などまとめる!
今日のメニュー!
- そもそもe-Taxとは
- 準備から申告まで
- 1.情報収集「何が必要か」を調べる(情報源)
- 2.1年の収支決算、各種控除をはじき出す
- 3.国税電子申告・納税システムを利用し、申告書を作成
- 4.提出。税務調査に備える
- まとめ+α
そもそもe-Taxとは
国税電子申告・納税システムの呼称です。
・ID・パスワード方式
・マイナンバーカード読み取り方式
2通りの申告方法がありますが、今回は前者を使用しました。
※ID新規発行は税務署での手続きが必要です。
今回は2019年分を税務署で提出したときに職員さんに発行してもらったものを使用。
ちなみにID・パスワード方式、将来的にマイナンバーカード読取方式に移行するまでの経過措置として提供されているもの。恒久的な方式ではありません。
参考:
ID・パスワード方式を利用するには、どうしたらよいですか。| 【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)
e-Taxとはどのようなものですか。| 【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)
朗報:2020年分申告からGoogleChromeがe-Taxに対応しています。
これが今回挑戦した理由の一つ。ブラウザでできることがどんどん増えて素敵な世の中。
準備から申告まで
申告の対象となる期間は毎年1月〜12月。
申告受付期間は「確定申告ぅぅ!!」と日本中が沸き返る翌年の2月16日~3月15日。
※2019年、2020年申告分は新型コロナ対応のため期限が1ヶ月間延長されました
手間のかからない下準備として、本業の源泉徴収票を入手しておきます。
そして、ここから本格的な準備へ...
1.情報収集「何が必要か」を調べる(情報源)
2020年分申告では、
・国税庁様の公式情報
・確定申告MOOK
ふたつの情報源の助けを借り、なんとか乗り越えました。
今回お世話になった両者の感想...「一長一短」。
国税庁様公式情報:
複合的な申請の案内が乏しい、手引きが細切れで情報にアクセスするのに難儀する
確定申告MOOK:
「〇〇で□□な方」と複合的に必要書類、記載方法など情報がまとめられている。e-Taxに関する記載が少ない。
でした。
【必要な資料一覧】
確定申告のために準備しておく資料をご紹介。
・税務署からの封書「確定申告のお知らせ」
申告時に必要な利用者識別番号が記載されています。
国税庁のページから以下の資料をダウンロードして印刷。
・下書用申告書B+ 確定申告の手引き(確定申告書B用)
・下書用収支内訳書(不動産所得用)+収支内訳書(不動産所得用)の書き方
以上出典:個人事業者の方の確定申告|国税庁
・帳簿の記帳のしかた-不動産所得者用-
国税庁のサポートページには0からの手引が掲載されています。
※多様な各人の条件、情報を得る際はMOOKが強いです
・不動産に関する封書:「関係申告について」
資料:減価償却費関連情報、収支一覧表
・その他不動産関連資料
帳簿
銀行口座の取引履歴
ローン返済実績表
契約時の必要経費
その他日常の経費根拠書類
・寄付金控除となる寄付金受領証
ふるさと納税ほか、寄付金関連資料
・その他運用上申告が必要な資料
特定口座以外の収益の実績表
これらを元に、経費精算、帳簿の記帳、決算、その根拠書類の印刷・保管などをこなします。
2.1年の収支決算、各種控除をはじき出す
資料は揃った。やっとスタートラインです。
ここからは申告する数字を弾き出すフェーズ。
1.で集めた資料と手引きを元に、下書き用の申告書、収支報告書に気合いの手書きをお見舞いします。
3.国税電子申告・納税システムを利用し、申告書を作成
前項2.で作成した下書きを申告書作成コーナーの項目に案内の通り入力していきます。
その過程を画像多めでご紹介します。
まずは郵送されてきた利用者識別番号とIDを作成する際に設定した暗証番号を入力します。
e-Taxでの提出方法を選択し、事前準備の案内を確認します。
そしてなんと「下書き保存」ができる仕様です。
初めてのことなので当然存じ上げませんでしたが、便利。
そして数値の入力画面へ。
…驚くほどスムーズに終了し、遂に。
4.提出。税務調査に備える
記入画面のキャプチャは残念ながらお見せできませんが...笑
・初心者でも
・手軽に
・自動計算で
・真夜中でも
無事提出できました。
そして提出後のお楽しみ(?)
「税務調査に怯える日々」を過ごす権利もいただきました!!
実際に悪いことをしていないのにも関わらず、怯えて知識武装しておかないと!と思う私は怖がりながらもポジティブかもしれない←
人生万事勉強!一緒に知識をつけましょう!
そして2019年申告分を提出する際に税務署の職員の方に質問したのが懐かしい「会社バレ」。
普段私達サラリーマンは会社に住民税を払ってもらっていますが、源泉徴収されている給与収入以上の住民税を会社が払わされていることに気づいた際に、「バレ」る仕組みです。
e-Taxでのこの対策は至ってシンプル。
「自分で払う」を✔しましょう。
まぁバレても住民税自分で払っちゃえばいいんですけどね。
まとめ+α
こうして私の初めての Chromebook × e-Tax は終止符を打ったのでした...
反省事項も包み隠さずさらします。
・帳簿の記入を怠らないこと
年度の決算を購入契約時点から意識し、その時点から帳簿をつけておく
・面倒な作業は細切れで対処する
経費精算など細々とした作業は普段の自分の掃除と同様にちまちま、頻繁に。
・青色申告の申請
当該年度分を青色申告で提出しようとする者は前年3月20日までに申請すること。
オンライン青色なら更に控除を勝ち取れるとのことなので、2022年3月には青色申告を申請するようにしたい
・申告書の下書きと提出した本番データが異なることがある
下書きを手元に書面で保管し、提出分はデータで保管すべし。
・順次デジタル化をすすめる
職場では「DXがぁ〜」とほざきながら実際に自分の事業となると紙ベースの資料を乱発。
Googleスプレッドシートなどを使用してできるだけクラウド、データで保管できるよう改善が必要です。
また今回は税制面でも変更点が複数あり、おもしろい年でした。
こんなことを楽しめるのは我ながらお気楽だなぁと思います。
確定申告「雑にやる人」が今年要注意の6つの点|東洋経済オンライン
今回は来たるべき2021年申告分に向け、画像多め・自分の覚書の色も濃いめでお送りひました。
次回はICカードリーダーをChromebookに接続して申告を試してみたい。
誰かのお役に立てれば幸いです。
今回の参考資料
https://www.nta.go.jp/
https://nande-mo.com/
https://biz-owner.net/