こんにちは。こあべです。
以前からマイナンバー制度に
・携帯品を減らしてくれる
・手続きに他人の手間をかけなくてもよくなる
・役所に出向かず、自分の時間を大切にできる
など、多機能化の恩恵を期待している私。
弊ブログでも、様々な側面からの活用方法を探ってきました。
最近は災害での活用事例や改善点も議論が起こり、更に活用範囲が広がっているようす。
変容中の社会って、自ら知らければ社会自体が”得体の知れない”モノになってしまう気がします。
作ってみたなら「使いこなそう」マイナンバー。
どんな製品にも無い「機能後づけ」著しいマイナンバー制度の今を興味本位に掘り下げます。
- そもそも、マイナンバー制度の目的は?
- マイナンバーカードのことを端的に
- マイナンバーカードでできること?
- 今後のマイナンバーカードの機能拡張
- マイナンバー制度の恩恵を受けるうえで把握しておきたい情報
- とはいえわかりにくいマイナンバー
- 今後の課題・使い方
そもそも、マイナンバー制度の目的は?
どうなることが目的なのか、導入者側の視点で見てみます。
・デジタル社会の基盤として、国民の利便性と行政の効率を向上する
・行政機関等の間での情報連携により、各種の行政手続における添付書類の省略などを実現する
制度の導入により、利用者(住民)、行政(公務員)に効率化してもらおう、と。
裏の目的詮索は致しません笑
マイナンバーカードのことを端的に
↑このカードが住民の制度への「接点」となります。
このカードには、
・氏名・住所・生年月日などの個人情報
・マイナンバーそのもの
・ICチップ内に格納された電子証明書情報…
1.署名用の電子証明書
2.利用者証明用の電子証明書
…
といった個人情報が収められています。
マイナンバーカードでできること?
・個人番号の証明
マイナンバーの提示が必要な様々な場面で、マイナンバーを証明する書類として利用できます。
・身分証明書
運転免許証と同様に本人確認が必要な場面で使用できます。
・証券口座開設など民間のオンラインサービス
オンラインバンキングをはじめ、将来的に各種の民間のオンライン取引等に利用できるようになります。
・コンビニで住民票の写しなどの公的な証明書を取得できる
コンビニなどで住民票、印鑑登録証明書などの公的な証明書を取得できます。
詳しくはコンビニエンスストア等における証明書等の自動交付【コンビニ交付】へ
・健康保険証として利用できる
別途手続きを行うことで、健康保険証として利用可能。
オンライン資格確認システムの既往歴データを参照し、お薬手帳不要に。
高額療養費制度利用時、限度額以上の支払いが不要に。
従来の保険証利用よりも受診料金の窓口負担が減額される。
・パスポートのオンライン申請(更新のみ)ができる
・大規模災害時・緊急時の用途
安否確認、避難所情報共有、罹災証明書のオンライン申請などが可能となる場合がある。
避難者アプリとカードを併用した「マイナ避難」で、避難所の入退所の受け付け、運営報告書作成などの行政手続きを効率化させる構想も。
カードのために命を落とすことはないが、「無いよりはマシ」なのかも。
・公金受取口座の登録(別途手続き必要)
きっと今後もいろんな用途に機能拡充されていくはず!
今後のマイナンバーカードの機能拡張
・運転免許証情報のマイナンバーカードへの統合(任意)
2024年度中を目処に統合が計画されている運転免許の件。
転居などの際に必要な住所変更をオンラインに一本化する計画。
・オンラインでの本人確認手続き
本人確認がデジタルベースでもっと便利になってほしい…そう思っていると。
デジタル認証アプリについて
マイナンバーカードの「電子証明書」を活用した本人確認用アプリ。
目的:サービスの利用者(申し込み者)が本人であることを確認すること。
行政機関や民間企業がWebサービス上でより簡便かつ厳格な利用者の本人確認を可能にし、安心・安全な社会の実現につなげること。
※Webサービス間のID連携機能は一切なし
スマホで読み取る電子証明書情報とアプリでの本人確認を紐づけ、身分証明情報を民間企業に提供するようです。
もう、マイナンバーを”JPN ID”として各社サービスのIDを紐づけちゃえばいいのでは?
という危険思想は個人情報ジャンキーのワタシだからこそできる発想でしょうか。
本人確認に関してはこんな話題も。
マイナンバー制度の恩恵を受けるうえで把握しておきたい情報
マイナンバー制度におけるパスワード(暗証番号)には以下があります。
1.「署名用電子証明書パスワード」
インターネット等で電子文書を作成・送信する際、「作成・送信した電子文書が、あなたが作成した真正なものであり、あなたが送信したものであること」を証明する情報
例:電子申請(e-Tax等)、民間オンライン取引(オンラインバンキング等)の登録など
2.「利用者証明用電子証明書パスワード」
「ログイン等した者が、あなたであること」を証明し、インターネットサイトやキオスク端末等にログイン等をする際に利用する。
例:行政のサイト(マイナポータル等}・民間のサイト(オンラインバンキング等)へのログイン、コンビニ交付サービス利用 など
※1.・2.を「公的個人認証サービスによる電子証明書」と呼びます。詳細はこちら
3.「券面事項入力補助用パスワード」
マイナンバーカードに記載されている4情報(氏名・住所・生年月日・性別)を読み取る際のパスワード。
申請時に書類の記入の手間を省くため、住所や氏名の記載を簡単にするために使用する。
※新型コロナウイルスワクチン接種証明書(電子版)の申請に使用される
4.「個人番号カード用(住民基本台帳用)パスワード」
住所異動の手続きを行う窓口で転入手続等に使用する。
参考:
※電子証明書の有効期間
電子証明書発行の日から5回目の誕生日まで。
有効期間満了日の3か月前から自治体の役所で更新手続きが可能。
とはいえわかりにくいマイナンバー
いろんなポータルがあるけど、どんなときにどれを使えばいいの?
個人ごとに割り当てられた行政手続きのオンライン窓口。
自己情報の確認、行政機関からのお知らせの受け取りなどが可能。
子育てや介護などの行政サービスの検索やマイナンバーカードを使用したオンライン申請ができる。
部分的な”スマホマイナ”、「スマホ用電子証明書搭載サービス」はマイナポータルにログインすることで利用できます。
機種変更時のデータ引き継ぎ方法はこちら。
マイナンバーカード総合サイト by J-LIS 地方公共団体情報システム機構
カードの申請状況を確認できる
公的個人認証サービス(JPKI) ポータルサイト by 地方公共団体情報システム機構
自宅や職場のパソコンから安心、確実なオンライン手続きを可能にする窓口。
利用者クライアントソフトのDL、電子申請が行える。
※公的個人認証サービス(Japanese Public Key Infrastructure)とは:
インターネットを通じて安全・確実な行政手続き等を行うために、他人によるなりすまし申請や電子データが通信途中で改ざんされていないことを公的に確認する機能を全国に安価に提供するもの。
このサービスを利用することで、自宅や職場からオンラインで行政サービスを受けることができる。
e-Gov電子申請 by 総務省
国のオンライン手続のポータルサイト。
今後の課題・使い方
今後ますます発展していくであろうマイナンバーの世界。
・身分証+保険証+運転免許証で1枚3役
・行政手続きの「9−17時の呪縛」からの解放
・スマホ内電子書証明書・保険証の活用
更にその後…プラスチックカードから「スマホのマイナ」へ。
今後の活躍と機能拡充に期待しています。
次期カード券面のデザインも楽しみ。
どなたかの参考になれば嬉しいです。