こんにちは。こあべです。
先日聞き慣れない名前の画像形式を見かけました…
その名も…「WebP(拡張子:.webp /ウェッピー)」
なんでもGoogle先生が推進するウェブ上での利用に最適化された高圧縮画像形式と言うではないですか。
これはこれはGoogle先生また水面下でそんな…!!
ということでちょいちょい調べてまとめてみます。
WebPとは?
Googleが2010年から開発してきた現在の JPG, PNG との置き換えを狙った次世代の画像圧縮形式だそう。
でも…なぜウェッピーって読ませようと思ったのかはガチで謎です(かわいいからよし)。
このウェッピー(呼ぶの楽しい)、調べてみると
・2010年に初版の仕様が公開
・動画形式のWebMから派生したオープンな画像形式
・Google Chromeの標準形式の一つとしてサポート
・Mozilla FirefoxやMicrosoft Edge、iOS14版Safariで標準対応
、とこれまた私の狭小アンテナをすり抜けつつタダゴトじゃねぇムーブメントになっていました。
そして
・圧縮率が高くて軽い
・それでいて高精細
・可逆と非可逆両方の圧縮に対応
…神仕様?
もちろんこのWebP(動画版のWebMも)、ここ2年で激増したChromebookに対応する画像形式としても記載されています。
これからはウェッピーの時代…
舞台は整っている…
今後のGoogleの方向性は?
ウェッピーの概要を把握したところでGoogleの描く未来?みたいなものを考えてみます。
・Chromeを含むブラウザの高速化
ページ表示までの時間が短縮されることでエンゲージメントが変わってくるなんて調査もあるようでこれは本当に恐ろしくおもしろい。
・Chromebook最適化
パワーの無い端末でも処理しやすい世界を作り、
・ユーザーの利便性向上と社会課題の解決
ネットワーク上のデータ総量は日に日に増加、その総量を高精細に圧縮する技術は社会への貢献にもつながる?
などなど…完全に私見です。
しかし、普及後はGoogleが提供する既存サービスの向上と、ユーザーの激増するChromebookの処理能力不足を補うことでユーザー体験が向上するのは明白です。
例えばカメラマンのみなさん。
RAWから現像した画像データがWebPになっても、画質的に納得できるんなら、JPGからWebPに傾きますよね。
…PNGでイラストを書き出す立場の皆さんも同じはず。
ブログ主を含めた既存のメディアも、圧縮率の高い高精細画像を掲載して表示を高速化したいはず。
0.5秒の表示時間短縮がエンゲージメントを向上させる、という調べもあるそうなので。
今回も知らない単語にワクワクと勉強させてもらいました。
【参考】
WebP(.webpファイル)とは - IT用語辞典 e-Words
webPって何?RAW現像時の画像フォーマットがJPEGからwebPに変わる時代がくる!? | 一眼フォト
WebP(ウェッピー)とは?変換方法と使用するメリットまとめ
おまけ:JPGをWebPに変換してみた
既存のJPGをWebPに変換してみました。これまた驚きのカンタンさ。
Squooshという先生純正のサービスを利用してブラウザ上で完結します。
普段はJPGで書き出している弊ブログの記事サムネイルを変換にかけてみると…
変換前と変換後の比較、その他なにやら多機能そうでおもしろそう。
変換作業はすぐに終了、任意の場所に保存できました。
Canvaで作成する画像をWebP形式で書き出せるのがベストですが、そう遠くない未来、そんなワガママが実現するかもしれません…。
今回も「WebPってなんなん?」に少しでも貢献できていれば幸いです。