こんにちは。こあべです。
我々はパラダイムシフトを目撃しているかもしれない…
今回は、政府主導で進むデジタルトランスフォーメーション(DX)に焦点を当て、
・日本式デジタルトランスフォーメーションとは?
・私が身を置く教育業界への影響は?
についてまとめます。
デジタル化に関する情報の他、多分に個人的なメモ・見方が含まれます。
ご了承ください。
それでは、今回のメニュー!!
日本式デジタルトランスフォーメーション(DX)?
かつては「旗振り役不在」だった日本のDX分野。
国が足踏みしてきたそれに「コロナ」という共通敵と「安倍内閣の終焉」をきっかけに鋭いメスが入った様相です。
先日の「政府一体でデジタル化を推進する」という菅首相指示。
その後矢継ぎ早に
・デジタル庁設立指示
・平井デジタル改革担当大臣の起用
・河野行政改革担当大臣起用…
急進的に改革する気配がもうすごい。
「はんこをやめろ」
「FAXやめろ」
「縦割りやめろ」
…など
「とにかくデジタル化、効率化!」というわかり易すぎるメッセージが続々発信されています。
行政、経済活動、教育、その他国内様々な業界や市場をも巻き込むDXの嵐がやがて吹き荒れるのでしょうか。
この動きを知ることが自分の将来的な資産形成にも役立つかも…?なんて甘い考えを持ちながら、急先鋒を引き受ける国がが示すデジタル化戦略を紐解いてみます。
登場人物紹介
平井卓也 デジタル改革担当大臣
ついったらーでYouTuber。NewsPicksへもご出演。
ゲーム条例のこと?わかんない(呆)
河野太郎行政改革相
ネット黎明期からのガチネットヲタク。
自分へのメンションを探し出すエゴサに長ける。
(紹介文は主の偏見。そしてTwitterで紹介に代えられるハイスペックさ←)
デジタル庁、今後の計画
「日常生活や経済活動でのITの普及」の急先鋒として掲げられるであろうデジタル庁。
他の省庁と異なる点が、
・一般人材の登用、副業人材との協働
・外部企業との協働
を前面に出して準備を進めている点。
霞が関のはぐれもの、一匹狼、変わり者、オタク、問題児、鼻つまみ者、厄介者、学会の異端児…ではありませんが、
デジタル庁に多面的なノウハウを持つメンバーが集まり、効率がずば抜けた
シン・省庁
が実現したらなーと密かな期待を持つのは…自由ですよね笑
そもそもデジタル庁って何するの?
2022年4月発足を目指し平井担当相のもと目下開設準備中。
端的に言うと、
従来型のコンセンサス行政を打破し、強い統率力を発揮して
・マイナンバーカード普及
・電子行政分野の最適化
・先端IT領域における府省施策の整理
・地方公共団体システムの全体最適実現
・サイバーセキュリティの推進
を強力に推し進める省庁となるそうです。
- 資料 -
デジタル化の足場を固めている今
デジタル庁だけでなく、行革目線でも菅内閣発足からスピード感ある改革提案が続々と報道されています。
国民生活の分野には、やはり「マイナンバー」の文字が。普及と行政サービスの一元化を急ぐ方針です。
その後、民間サービスもマイナンバーにひも付けられると利便性はうなぎのぼりです。
期待しています。
【マイナンバー免許証にマイナンバー保険証──菅首相が考える「デジタル化」とは】
複雑怪奇な違法建築…と言ったり言われなかったり?な自治体システムに政府から「標準仕様」を導入義務付けとする内容。
これで行政サービスの信頼性、即時性が上がるかも?黒幕にも注意…
【システム標準化22年度から - 自治体に導入義務付け】
行政のデジタル化と国民生活のデジタル化を結びつけてほしいです。
この改革は、省庁だけでなく行政サービスを受ける国民にも「受け入れる」勇気が必要ですね。
【河野行政改革相 年間1万件超の押印 法改正で廃止可能の見方】
そもそもネット放送の「著作権」でモメていてはやる気が無いと言われても仕方がない。
著作権は重要です。しかし国のためです、柔軟になってください。英雄になれますよ。
【ネット同時配信の著作権手続き緩和】
ここからは私の妄想なのですが、
本丸「行政のデジタル化」と並行して管轄省庁と協働、フィンテック、エドテック、インシュアテックなどの〇〇テック領域を統括、導入を加速させる役割を担ったりするんでしょうか?
セキュリティ不在サービスを提供する企業がある事実があるので、監督省庁へのセキュリティ規制面での介入も必要では…
一方で教育面でのデジタル化を進める足場も着々と固めている印象。
教育現場のデジタル化、リモート化と平行したエドテック導入で「過重労働」の現場が改善されることを願っています。
【文科省、デジタル化推進本部設置】
【「教科書は原則デジタル化を」平井デジタル担当相、文科省に提言】
遠隔授業等での著作物の教材使用を学生あたりの補償金支払いで認めるという趣旨。
デジタル庁、行革とは直接的に関わりはありませんが、コロナがもたらした思わぬ収穫、といったところ。
補償金の支払いに補助金は出ますか(呆)
【授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)、授業目的公衆送信補償金制度の補償金額を認可申請】
…
教育分野への介入は一介の教育関係者である私としても興味深く見守っています。
個人的には、今までの「当たり前」はすべて壊れてほしい。
教育者、教育を受ける側の考え方もリセットし、欧米の科学的教育を「産業革命」として受け入れることも意識改革につながるのではないかと考えます。
その意味合いで以前に読んだ書籍がこちら。
日本で重んじられている経験ベースの教え方、考え方を捨て、手段と目的を整理する。
効率的にデータに基づいた手法で学習効果をあげるという考え方を教わりました。
まとめ
えぇ…
日本は「あたりまえ」にもう媚びている時代ではないなと。
コロナの時代の今、「デジタル化なんかより生活保障が先だ」という意見はごもっともですが、今の目線は今の、数十年後を見つめる目線は別のものとして捉えなくてはいけないと考えます。
殊、長期目線では今の変革期に仕組みのデジタル化を成し遂げること、効率的に結果・利益を生み出すための投資が最優先だと思っています。
その仕組をバネに、デジタル的な処理能力のある人材の報酬額を底上げし、貧富の二極化防げないものでしょうか。
いくら設備投資をしたとしても、使い手としての人間が進歩しないとデジタルを使いこなせない。
今後の必修科目となることは私のような素人の目にも明らかです。
時代を見据えて勉強継続、ですね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。