こあべの身の丈雑記帳

財テク、ガジェット、ITのこと。「知識シェア」でみんなの「わかった!」に貢献したいブログです。

【iPhone5s×iOS13】iOS13 PublicBeta導入は可能か?:解決済み

こんにちは。こあべです。


今回は私が受ける「これって何なん?」の質問に、素人の私が素人でもわかるように回答する #知識シェア の覚書。

 


今回のテーマはiPhone5s×iOS13。

 

Appleさんや…!!

メニューはこちら…!!

 

 

依頼内容

海外在住の友人からのもらった質問。

「現地政府が運用を開始したコロナ対策アプリをiPhoneにインストールしたい。”AppleBeta”でインストールできると聞いたが、それって何なん?

 
これは健康に直結する内容。大変です。

 

 

条件整理

対象アプリ:iOS13からの対応
友人の使う端末:iPhone5s(iOS12を以てアップデート対応終了)

www.itmedia.co.jp

 

友人の調べたiPhone5sにiOS13をインストールする方法”AppleBeta”とは何なのか?

キーワードに緒を求めました。

 

 

キーワード:”AppleBeta”とは?

Appleが2019年6月にリリースした”iOS13 Public Beta”と判明しました。

試作版のOSならiPnone5sにも導入できる!という一部の人にとっては()一般的な考え方のようで、下のように情報を得ることができました。



一足先に「iOS13ベータ版」をインストールする方法(Lifehacker)

www.lifehacker.jp

 

Apple Beta Software Program(Apple

 

https://beta.apple.com/sp/ja/betaprogram/

 

How to install ios13 on iPhone 5/5s/6/6s/6splus

youtu.be

 

 

…iOS13 Public Beta、素人に扱えるのか?

いいえ。


調べれば調べるほどリスクが現れました。

 

 

日常生活がリスクまみれに?

1.一般人の使用が想定されていない
→そもそもPublicBeta版はOSの開発中に一般公開して「配布前にみんなで不具合(バグ)を探そう!」という開発者のためのもので一般人向けではない。

2.Appleから「バグが多い試作型のOSだからデータが消えてもいいように対策して自己責任で導入してね」という公式のお触れが出ている

3.当該アプリがiOS13 PublicBeta上で動作するかわからない
(iOS13.◯と書いてあったらもうダメな気が…)


えぇ、導入したとして、
「結局アプリ動かない…」
「日常使いに支障が出る…」
「データも消えた…」


なんて状況が想像できるので全力で以下の対応を勧めました…

 

 

PublicBetaは無視しましょう!


1.自治体への問い合わせ
「iOS12の端末でインストールする方法はあるか?」を確認する。
きっと「インストールできない」という問い合わせが他にも来ていて事例があるはず。
→手が打たれていない場合、代替手段を確認する


2.機種の変更(オススメ)
この際機種変!今回調べていても5sはiOS12.4で終了!ということだったので、次回のアップデートで確実にAppleからセキュリティサポートを切られます。
買い替えましょう!!


とご提案。


その後…


友人は端末を買い替えてもらえました…!
本当にひと安心。

 

 

端末とサポートの問題に思うこと

元来、モノは長く使えることがよしとされ、日本ではモノを長く使える個人には「几帳面」の称号が与えられていました。
しかし、デジタル機器についてはこの概念が当てはまらないことを改めて思い知らされました。


コロナ禍を通じて様々なIT面での変革が取り沙汰されていますが、個々人が使う端末環境も変革に対応する上で大切な要素になります。

個か、集団かの議論はさておき、個の端末程度の障壁で集団の変革を止める理由はありません。

 

いい端末を使って、それなりのスパンで買い替えましょう!


ひとつ考えること。

Windows7騒動でも見えたようにOSサポート終了問題は提供企業のみならず社会、行政、生命に直結するものとなりました。
その一括した管理、今後のロードマップ管理は提供企業最重要CSRとなるに違いありませんね。

 

koabe-cycle.hatenablog.com

 


さて、PublicBetaに関することを調べることは一生無いだろうと高をくくっていたので、「これ何なの?」をたくさん学ばせていただきました。

 


今後も、みなさんからの「これ何なん?」に答えていきます。