こんにちは。こあべです。
生活を構成する【 衣 食 住 】費用、支出全てが整った生活を目指しています。
今後の私自身の生活の変化を見据え、安く住み替える方法を調べてみた今回。
解約予告通知、原状回復など曖昧に受け流してきた内容を理解して退去できるようにまとめてみました。
もしかすると、数万円を守ることができるかも?
それでは、今回のメニュー!
こちらもどうぞ:【住】賃貸契約バックナンバー
1.賃貸からの退去方法は、「よくわからない」の代表格?
解約予告通知
原状回復義務
契約書上の特約
…
「よくわからない」ものがモリモリの賃貸からの退去!
調べるコンテンツとしておもしろくて身になる…こんなにいいことはありません。
退去までの順を追って見ていきます。
2.退去前の費用負担を軽くするために行うこと
2-1.契約に基づく解約予告通知
・契約書上の解約予告通知の送付期限を確認
解約通知書に自分に不利な内容が無いか確認のうえ送付。
その際、以下を通知する
メールでの連絡を要望
入居時からあった傷を指摘
立会は必須ではないため、「退去立会をしない」旨告知
「退去費用の請求は国交省ガイドラインに沿って」と希望
「原状回復費用請求時は減価償却部分を明確にしたい」旨通知
※クロス、床等が入居時に新品だったかどうか、減価償却費用を把握して費用を精査するため
※契約書記載の特約事項に不適切な部分がある場合:特約の無効を主張する
※早期解約時の場合、契約書に定められた解約違約金に注意
※契約書上で敷金・保証金返還の取り扱いについて確認が必要
・契約書上の「特約」について
「特約」の項目には「そうだったの?!」と思われることが記載されていることで有名(?)なようです。
退去時のハウスクリーニング費用などは、1平米あたりの相場(1000〜2000円)を把握のうえ読むと
※特約を無効にできる場合がある@具体的な金額が記載されていないなど
2-2.退去時のこと
・荷物の搬出
最後の家具搬出時に傷をつけないように
傷つけていないことを証明するため、退去後に各所の写真を撮っておく
2-3.立会いのこと
大前提:立会は必須ではない
立会をする場合:入居時に現状確認をした記録用紙を持って対応
・録画しながら立会いする
・退去費用の試算に納得いかない場合は「サインしない」
管理会社が退去立会いを別会社に委託している場合、悪質な請求が起きやすい
退去時には、不動産会社やオーナーなどが立ち会い、物件の確認を行うことが一般的です。この立会いには、退去立会い費用が発生する場合があります。
2-4.現状回復義務のこと
損耗等は3つに分類されます。
①経年劣化、経年変化:自然的な劣化のため負担必要なし
家具の設置による設置跡や凹み、冷蔵庫の電気焼け、ピンの跡など
②通常損耗:費用負担を負わない
③借主の故意による損耗:善管注意義務違反の場合は修繕費の「部分負担」必要
借主負担:メンテナンス不足や放置による故意、過失によるもの
油汚れ・床、壁のシミやカビ・家具の引きずり跡、子供の落書き、設備の意図しない破壊
→何かあったら「管理会社に早めに伝える」こと+火災保険「借家人賠償」を使って修繕(少額の場合は免責あり)
※部分負担とは:全面ではなく、故意に傷ついたり壊れた箇所のみ残存価格で修繕費用を負担すること
経年なのか?故意なのか?によって費用負担の有無が変わってくるんですね。
・修繕費計算時、費用負担の費用内訳の確認
「お互い気持ちよく退去したいので」内訳と計算式を記載してもらう
例:壁紙の減価償却は6年で1円。新品6万円なら、3年住んだら15000円が費用負担上限の場合がある
クロス1平米の単価は1000円程度→新品からの減価償却期間を考慮して修繕費用を決定する
→耐用年数に応じた残存価格での負担が原則、当初の新品価格を負担する必要なし
・請求書発行手数料
原状回復費用が精算され、敷金や保証金の返金額が決定される際、回復費用の請求書が発行されることがある。請求書発行手数料が必要となることも。
→やりとりはできるだけメールで内容を残し、請求書金額など同意できない点がある場合は「金額は専門家に相談のうえ返事します」とメールで回答
2-5.退去後のこと
・敷金・保証金の返金
賃貸物件を契約する際に支払った敷金・保証金が退去時の清掃費用や修繕費用など精算のうえ残額が返金される。契約書を事前に参照のうえ受け取りが必要
3.引越し先物件入居後に行うこと
・損耗の記録(写真撮影+記録用紙作成)
→善管注意義務違反ではないと退去時に主張するため
・入居中のポイント
火災保険を使用した修繕対応。退去までに直しておく
※個人で選ぶ火災保険:チューリッヒ少額短期保険 | ミニケア-賃貸保険-
まとめ
不正な請求があったと感じられるよう、「国土交通省ガイドラインを熟読して臨み、困ったら消費生活センターに相談する」選択肢を持って解約に望むべし、という心構えになりました。
特に、原状回復義務の考え方と自分の認識の齟齬に気づけたのは大きいです。
「原状回復費用請求時は減価償却部分を明確にしたいので貸主側の立証責任において最初から新品だったかどうかの写真や領収書を添付してください」
の通達は効果大きな安心につながります。
退去費用と併せて、全体的な時間面、他の金銭面での削減も考えたい転居。
普段から…
「省力化」契約等の住所変更手続の時間抑制
「ミニマリズム」持ち物の合理化で生活に必要な面積を抑制
「居住関連契約内容確認」賃貸借契約、保険契約、ライフラインの契約内容把握
「退去トラブルの把握」事前に起こりうるトラブルを知り、可能性を減らす
「ズラし転居」ハイシーズンを外して引っ越し費用抑制
を意識して、生活していきたいものです。
人生3大支出の「家」支出を最小化して効率よく蓄財し、カモられない知識を持っておくことが身を助けるな、と。
参考資料
賃貸トラブルが発生した時、消費者センターに相談しても意味ない? |UR賃貸Z
第305回【ほぼ無料に出来る】賃貸物件の退去費用をとことん安くする方法【お金の勉強 初級編】 - YouTube
【退去費用】退去時の費用を下げるための『退去前にやること5ステップ』【原状回復費用】 - YouTube
※動画をソースとする場合は制作者の意図と目的を考慮しつつ、視聴者として適切な情報の取捨選択を。